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第5話
宇宙と禅
(H13.6.3開設)
BY 又の名瞑想禅士
宇宙の存在
宇宙についての考え方と、仏教、その中でも禅宗の教え、世界と深い関連があります。
我々が生存する緑の惑星、地球を取りまく太陽系、さらに銀河系、これを包括する宇宙が存在する。
一方、人間の体に宇宙が存在する。いわゆる小宇宙です。
新聞紙上でも、医学の分野で人の体の中の宇宙、細胞の宇宙観を知ることにより、医療体系が大きく変わるという報道がなされている。
物理学者ホーキンス博士が発表している宇宙は、仏陀、釈迦が悟りを開いた真理の世界と同じものです。
釈迦が二千年前に、現在の宇宙の構成を既に示していることは驚異に値します。
如来、菩薩の第三の眼は全宇宙を見ています。
ちなみに我々の住んでいる宇宙空間はどんどん永遠に広がっているそうです。
禅は悟り
仏教の宗派の一つとして曹洞宗,臨済宗の禅宗があります。
さて、一言で禅を語ると以下のように集約されます。
禅は無の世界。
禅の悟りは何も考えないことを修行することにあります。
雑念を払い無心になることにより、真理の世界が見えてきます。
ものぐさ禅士も、座禅を組まれるが、心を無にすることはなかなか難しいのです。
何も考えないと集中すればするほど、色々なことが次から次へと思い浮かんでくる。
座禅は1回約2時間ぐらいですが、この2時間を何もしないで過ごすという事は、今の時代において非常に無駄のように見えます。
瞑想という名の下に足は痺れ、冬は素足で震えながら、夏は暑さで汗をかきながら、いつ何時坊主が後ろから棒で肩を叩かれるのかとビクビクしながら、座禅を組むのです。
しかし、時間を無駄に過ごし、何も考えないようとする努力は、やった者でしか味わえない満足感、充実感があります。
ちなみに瞑想とは、寝ているようで寝ていない、考えているようで何も考えていない、虚ろな、夢心地のような、半伽思惟の状態をいいます。
医学の分野では、脳波がα波異常発生状態を指します。
貴方の迷走禅士より
次へ(第4話禅覧試合)
*参考文献:夢夢倶楽部(発想集団下水道自由人)